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五十肩と腱板断裂について

こんにちは、広島ストレッチ政本です。 
タイトルが…急に…専門的。 書くことが思い浮かばないのでぶっこみます。
ということで今日は肩関節周囲炎と腱板断裂について書いていきたいと思います。
肩関節周囲炎というのはいわゆる四十肩、五十肩というやつですね。これと間違えやすいのが腱板断裂です。 
ここで注意が必要なのが五十肩は必ず治りますが、腱板断裂(完全断裂)は手術の適応となります。
★五十肩は最長2年(アメリカ学会)~3年(日本学会)で完治すると言われています。完治の過程としは
炎症期~拘縮期~回復期と順を追うわけですが、ここで注意が必要なのは【炎症期】です。この炎症期のタイミングで無理に動かしてしまうと【石灰性沈着炎】というやっかいな症状に移行してしまいます。筋が骨のようになる状態でこれは元に戻りません。なので【炎症期は基本的には安静に】ということです。
炎症期とその他を見極めるすべとしては【夜間痛】があるかないか、です。安静時の夜間の痛みがある場合は無理して動かすのはやめておきましょう。 
なぜこのようなことが起こってしまうのか?これは肩関節の細胞の【感化】というやつが関わってきます。肩関節自体は元々引っ張りに強い繊維の細胞が関わっています。これが猫背などなどの原因で肩関節に圧迫をうけると元々引っ張りに強い細胞が【圧迫に強い細胞に変わってしまう】のです。これを【感化】といいます。そこから腕を挙上する際には一旦引っ張りが加わって挙上という過程を必ず経るため、関節包内に炎症が起きたり、ぶつかったりして肩関節周囲炎の完成というわけです。
★腱板断裂 
先ほどの五十肩との鑑別が必要なのがこの腱板断裂です。痛いポイントが若干被るので見極めが必要なんですね。腱板断裂は読んで字のごとく腱板(ここでは主に棘上筋というやつ)の断裂です。肩甲骨の裏あたりから肩関節の後面、上方にかけて痛みがあります。完全断裂といって筋が完全にブチ切れていると肩がほとんどといっていいぐらい動きません。これは手術の適応になります。微小な断裂の場合は経過観察といったところでリハビリなども取り入れたりします。 

これで読んでいただいた皆さんは自分が肩の突然の痛みが出た時は鑑別できますね(笑)

こんなブログってどうなんだろう?と思いながらも思いついたことを脈絡もなくアップしてみます。宜しくお願い致します。
ではまた。

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